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【京都の社労士コラム】優秀な人材を確保するための採用活動が出来ていますか?

2023年10月19日

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 A(エース)社会保険労務士法人の足立徳仁です。

 このコラムでは、人事・労務に関する様々なQ&Aや法改正情報、助成金・補助金などの新着ニュースをお届けしてまいります。

 今回のテーマは、「採用活動を行う時にまず取り組むべき3つの事」についてお送りします。

 現在の日本は少子高齢化により、生産年齢人口が減少傾向になっています。その中で令和3年4月からは70歳までの雇用について、努力義務化がスタートし労働者の確保が図られています。
 また、平成26年からは求職者より求人数が上回り、求人倍率はコロナ禍を除き1.3倍程度で推移しています。
 今回はこのような採用難の中、妥協せず優秀な人材を確保するための取り組みについてご案内いたします。


動画解説(3分37秒)是非ご覧ください。
<画像をクリックすると動画を視聴できます>※倍速視聴も可能です。


企業の成長と発展には、優秀な人材を確保することが不可欠です。
採用活動は、そのための重要なプロセスですが、競争が激しい現代においては、より効果的な採用活動を行うことが求められます! 


有料媒体の活用

労働者不足の影響により人手不足の企業が増加し、採用に予算を組む会社が増加傾向にあります。
求職者に対し、求人数が多い現在の状況では、求職者が社の求人を目にとめる確率は低くなっています。有料媒体を活用することで、一人でも多くの求人者に自社の求人を見る機会を作ることが出来ます。

※求人市況の拡大と共に、有料媒体は進化をしています。

これまでの求人は
公開している求人票に求職者が興味があれば閲覧し、面接、採用といった、求職者に会社を探してもらう消極的な採用活動がメインでした。
【例】「求人票の公開」→「求人票の閲覧」→「求人の申込み」→「面接」→「採用」

しかし、最近の有料媒体は会社が求職者を探し、スキルや経験に興味を持った求職者に求人票を送付し、求職者も魅力を感じたら、面接、採用といった会社が求職者を探す積極的な採用活動(スカウト型)が増加しています。
【例】「求職者の選定」→「求人票の送付」→「求人の申込み」→「面接」→「採用」

このような採用活動も時代とともに変化しており、求人票を会社の希望する人材に対して送ることで、企業の方針に合った優秀な人材の確保につなげることが出来ます。


人件費予算の増大

優秀な人材を確保するには競争力のある報酬体系を整備することが重要です。もちろん求職者は求人票の給与を見て応募をします。同業他社や以前の職場での待遇等を比較するのは当たり前です。

【採用活動にあたり確認するべきこと】

1.自社の報酬体系の見直し
 同業他社と比較し、自社の給与水準を把握し、見直しを行いましょう。報酬体系の見直しは求職者に対しての企業の魅力をアピールするだけでなく、既存の従業員のモチベーション向上にもつながります。

2.福利厚生の見直し
 通勤手当、住宅手当や退職金、年次有給休暇の取得率向上、特別休暇などの他社との差別化。さらに近年は採用強化のため、企業年金(企業型確定拠出年金)を導入する企業が急増しています。


採用ブランディング

採用ブランディングは求職者に対して自社の魅力を伝え、優秀な人材を引き寄せるために重要です。企業の採用ブランディングを強化することで、求職者の関心を高め応募数を増やすことが出来ます。
下記方法により求職者に働きがいのある企業であることを伝えることが出来ます。

【採用ブランディングの方法】
1.企業のウェブサイトやSNSの活用

 求職者は興味を持った会社のサイトやSNSを確認します。企業文化や働く環境をアピールしましょう。

2.自社製品やサービスのPR
 企業の強みや独自性のアピールは大切です。業界での地位や評価、社会貢献活動など会社の魅力をアピールしましょう。

3.社員のキャリア開発や成長のサポート
 社内研修や資格取得支援、社内環境など、社員インタビューも求職者は入社後のキャリアや働き方をイメージしやすくなります。


まとめ

優秀な人材を採用するためには、消極的な採用活動では会社の希望する人材は集まりません。
有料媒体の活用と併せ、採用ブランディングの強化、もちろん人件費や待遇の見直しも必要になってきます。
求職者が働きたくなる会社作りとスカウト型の採用活動で、優秀な人材を確保し企業の成長につなげましょう。

A社会保険労務士法人では、採用支援、企業年金の導入支援、法改正に対応した労務相談や就業規則の作成・改定、労使協定の締結、各種助成金の申請支援などを行っています。
 また、勤怠・労務管理のDX化、Web給与明細や社会保険・労働保険手続き、給与計算など様々なサービスを提供していますのでお気軽にご相談ください。


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